Pineのゴミ箱

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カミソリの話 - Merkur 41c

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また手放したカミソリの話です。 これはドイツの名門、Merkurという会社のDouble Edge Safety Razor(両刃安全カミソリ)で41cというモデルです。

41cは1906年に発売されたモデルのレプリカです。 1906年というのは今、当たり前のようにコンビニやドラッグストアで販売されているT字型安全カミソリが誕生して間もない時期。 41cは安全カミソリの原始の姿を今に伝えています。 100年前の男性はこんなものでヒゲを剃っていたわけです。

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カミソリの替刃を収めるヘッド部分が上図のように櫛のような歯抜け構造になっていることが41cの大きな特徴の1つです。 この櫛のような構造はOpen Combと言います。 Open Combのカミソリはアグレッシブな性格になりますが、41cはヘッドの形状を工夫してマイルドな剃り味に仕上げています。

もう一つの特徴はとても小型で軽量だという点です。 手の大きい人にとっては持ちにくいかもしれません。

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初めて購入したR89で出血が止まらないので、低価格で少し毛色が異なるカミソリを試したくなって41cを購入しました。 しかし超マイルド+超軽量なのでR89以上のナマクラ。 私の剛毛には全く合わず、早々にタンスの肥やしになりました。

髭の濃い人は昔は苦労しただろうなと思います。 私が100年前に生まれてたら髭を剃ることを諦めて伸ばすしかないですね。 昔の人の苦労を味わえていい経験になりました。