CanonからSonyへ転向 - いまさらα7iiiを買いました②
前回の続きです。
購入への不安
欲しいモデルはα7iiiに決まりましたが買い替えによる不安は山積みでした。
- いくらコンパクトとはいえフルサイズカメラのサイズ感を許容できるのか?
- フルサイズセンサ+F2.8通しズームレンズなら本当に自分が期待しているような写真が撮れるのか?
- Sonyの「青みががった」と評される色が受け入れられるのか?
- Sony純正の現像ソフトの使い勝手はどうなのか?
このとき、欲しいなとは思っていましたがまだ買う決断は出来ていませんでした。
レンタルでお試し
使ってみないと答えはでません。 でも「試しに買ってみよう」と割り切るには高額です。
そこでレンタルしているところがないか調べてみました。 結構あります。 Rentioというところでa7iiiとTamron 28-75mm F/2.8を借りることにしました。
第一印象は最悪
RentioからはTamronレンズがボディに装着された状態で届きました。 箱を開けたときの最初の印象は、
「え?大き過ぎ!!!これは絶対無理だ。。。」
ボディーもレンズもフルサイズとしては超コンパクトな方ですが、それでもコンパクトAPSCユーザにとってはドン引きする大きさです。
このとき、買うことを諦めました。
そして感動へ
しかし撮った写真を見て感動。
フルサイズセンサ x F2.8の破壊力は想像以上でした。
瞳AF、AF全般の速度と精度、連写性能にも大感動。
EOS M3 x EFMレンズと比較するのは色々な意味で公平ではありませんが、写真の撮りやすさと適当に撮った写真のクオリティが桁違いです。
CanonとSonyの色味の違いは気になりません。レンズがSony純正ではないのでSony固有の色味があまり出てないのかな?
レンタル期間が終わる頃にはα7iiiを買うことを決意してました。
大きすぎることには変わりないし、本当に持ち運べるのかこの時点で確信はありませんでした。 でもそれは買った後に考えればいいやと。 ともかくこのカメラとこのレンズが必要だと感じていました。
購入
すぐにマップカメラで状態のよさそうな中古品を購入しました。
ズームレンズについてはもう少し調べた結果、より小型軽量なSigma 28-70mm F2.8を新品で購入しました。
購入後の感想
買って暫くたちました。
大満足です。
相変わらずこのカメラを持ち運ぶのは面倒に感じますが、それでもこの満足感が薄れることはありません。
大きさを上回る映りがあるからです。
むしろもっと早く買っていればよかったと後悔しています。
バッグ沼へ
そして今、少しでも持ち運びやすくしようとバッグ沼にハマりかけてます。
レンズ沼ほどメジャーではありませんが、バッグ沼は存在するようです。
バッグ沼が存在するということは、フルサイズユーザの中には私のように「フルサイズは大きくて持ち運ぶの面倒だな。でも映りがいいから仕方ないな。」って思ってる人が結構いるということだと思います。
フルサイズの大きさに尻込みしている人がいたら、「みんなそう思ってるよ。だから大きさで判断せず、それを上回る映りが得られるかで判断しなよ。」と伝えたいです。
悩んでる人は是非、レンタルして自分の目で判断してください。
レンズ沼さん、久しぶり
当然、レンズ沼も見えてます。
望遠をカバーしたいですし、ポートレート向けの明るい単焦点レンズもいくつか欲しい。
パンケーキレンズもあると便利。
Sony、Sigma、Tamronの製品サイトやYouTubeのレビュー動画をチェックする日々です。
EOS Mでは長らく味わっていなかった楽しさです。
CanonからSonyへ転向 - いまさらα7iiiを買いました①
Sony α7iiiを買いました。
今まで使っていたCanon EOS M3を売却するかサブ機として残すかはまだ考えてません。
EOS Mシリーズへの不満
以前からEOS M3に関して「明るいズームレンズ欲しいなー」と何度かぼやいてましたが、EOS Mシリーズへの不満は詰まるところそれです。
EOS Mシリーズのサイズ感は好きですが、レンズに夢がありません。
フットワークを使う余裕がない子連れパパにはズームレンズは必須です。 しかしEFMマウントのズームレンズは暗いものばかりです。
レンズは暗いしAPSCセンサーなので薄暗いところに弱いシステムにしかなりません。 現像ソフトでいじるのにも限度があります。 持ち運びやすいですがメイン機とするには撮影の幅が狭いことに対して年々不満が溜まってました。
Canonとしては「アダプタを使ってEFレンズをつけろ」ということなのでしょうが、それは本末転倒な話です。 なんで超小型ボディーに超巨大レンズつけるんですか? EFレンズ使うならフルサイズ買いますよ。
最新のEOS M6 mark iiを買えばボディー性能は向上するでしょうがレンズは変わりません。 同じ不満が付きまとうことでしょう。
EOS Mシリーズに限界を感じるようになりました。
フルサイズという選択肢
薄暗いところへの強さを考えるとフルサイズに行くしかありません。
フルサイズになればズームレンズの選択肢も増えるはずです。
フルサイズをまじめに検討するようになりました。カメラメーカーの思う壺です。
Canonからの脱却
しかしフルサイズはボディーもレンズも大きい。
ミラーレスなら多少、マシですが、Canonのフルサイズミラーレス向けのレンズは高いし、大きいし、選択肢が少ない。
次の新天地として魅力的に見えませんでした。
Sonyという選択肢
フルサイズミラーレスについて調べていく中でSony α7iiiの評判がよいことを知りました。
2018年のモデルで価格は下がってますが、写真撮影に関しては十分な性能を持っていますし、とてもコンパクトです。
またSony Eマウント向けには小型軽量の明るいズームレンズが各社から多数発売されていて夢が広がります。
α7シリーズのその他のモデル
α7iiiには兄弟モデルがあります。
α7Cはα7iiiよりコンパクトですが動画向きということで私には合わないと思いました。
α7Sやα7Rはちょっと性能が偏っていて私には使いこなせないと思います。
発表されたα7ivについては2022年春頃まで手に入らないというのが受け入れられないので検討から外しました。
こうして傲慢なことに「Canonは潮時だなー。Sony α7iii欲しいなー。」なんて思うようになりました。
長文になったのでここで一旦、区切ります。
カミソリの話 - Feather Popular
またまた手放したカミソリの話です。 これはフェザーという日本が世界に誇る刃物メーカーが作っているDouble Edge Safety Razor(両刃式安全カミソリ)です。
フェザーの替刃はその圧倒的な切れ味で世界的に有名です。 私も替刃は何度か使いましたが、フェザーのカミソリは使ったことがなかったので試しに購入してみました。
プラスチックを多用したチープな見た目通り安価です。 また国内メーカー製ということもあり、日本国内でも入手しやすいです。 悪い意味はなく、気楽に入手できるのは魅力です。
Popular自体は超マイルドな性格で、私の剛毛の前には超ナマクラです。 しかし同じフェザー製の替刃を入れると性格が大きく変わります。 肌に優しいのですが、その割に髭が比較的よく切れるという不思議なカミソリになります。 この世界には「髭がよく切れる=肌にダメージが多い」という図式があります。 この常識に当てはまらないPopularの謎の性格に関しては海外の掲示板でも皆、不思議がっています。
Popularはヘッドの下の銀色の部分をヒネるとパカっとヘッドが観音開きのように開きます。 これはTTO(Twsit To Open)という構造です。 TTOは可動部が多い分、耐久性は劣りますが手早くかつ安全にヘッドの洗浄や替刃交換をすることができます。 好き嫌いは別れますが個人的には日々のメンテが楽になるTTOは大好きです。
比較的よく切れて、安全で、しかもメンテも楽なので一時期好んで使ってました。 でも「安全でメンテしやすくて比較的よく切れる入手しやすいカミソリ」だったら昔使ってたジレットやシックでいいじゃない、って思ったら処分する流れになりました。
Popularが悪いわけではないんですよ。高次元でバランスが取れた良いカミソリです。ただ器用貧乏なんですよ。そして趣味の世界では器用貧乏は切られやすいんです。一芸を持ってる奴の方が面白いですからね。
カミソリの話 - Merkur 41c
また手放したカミソリの話です。 これはドイツの名門、Merkurという会社のDouble Edge Safety Razor(両刃安全カミソリ)で41cというモデルです。
41cは1906年に発売されたモデルのレプリカです。 1906年というのは今、当たり前のようにコンビニやドラッグストアで販売されているT字型安全カミソリが誕生して間もない時期。 41cは安全カミソリの原始の姿を今に伝えています。 100年前の男性はこんなものでヒゲを剃っていたわけです。
カミソリの替刃を収めるヘッド部分が上図のように櫛のような歯抜け構造になっていることが41cの大きな特徴の1つです。 この櫛のような構造はOpen Combと言います。 Open Combのカミソリはアグレッシブな性格になりますが、41cはヘッドの形状を工夫してマイルドな剃り味に仕上げています。
もう一つの特徴はとても小型で軽量だという点です。 手の大きい人にとっては持ちにくいかもしれません。
初めて購入したR89で出血が止まらないので、低価格で少し毛色が異なるカミソリを試したくなって41cを購入しました。 しかし超マイルド+超軽量なのでR89以上のナマクラ。 私の剛毛には全く合わず、早々にタンスの肥やしになりました。
髭の濃い人は昔は苦労しただろうなと思います。 私が100年前に生まれてたら髭を剃ることを諦めて伸ばすしかないですね。 昔の人の苦労を味わえていい経験になりました。
カミソリの話 - Muhle R89 Rose Gold
これはドイツのMuhleという会社のDouble Edge Safety Razor(両刃安全カミソリ、以下DE Razor)で、R89というモデルです。
こういうカミソリを使い初めたのは2年ほど前です。 それまではこういう感じのよくあるジレットやシックの3枚刃や4枚刃のものを適当に選んで使ってました。
ある日、それまで使っていたジレットのカミソリが汚らしくなったのでこれを機に最新モデルに買い換えよう思ったんです。 そしたら新しいモデルが出てないんですよ。 同じモデルを買い直すのも癪なので、なにか目新しいものはないかなーとAmazonで検索したら見つけたのがこれでした。
一目惚れでした。 それまで知っていたカミソリと全然違うし、なにより美しい。 プラスチックを使わない点もエコでいい。
買った後に知ったのですが、実はこれ、新しいものではなくて、むしろ旧世代のカミソリなんです。 今のようなカートリッジ式の安全性の高いカミソリが生まれる前に広く使われていたもので、今は一部の愛好家しか使わないものです。 Muhle R89はその世界でも最も標準的なモデルと言われて高い評価を受けています。
R89を使い始めた当初はよく出血しました。 この世界の初心者のお約束です。 今では余程、手荒に扱わないかぎり大丈夫です。
思い出深いカミソリですが手放すことにしました。 外観は最高に気にいっているのですが、剃り心地や使い勝手という側面ではより優れたものが他にあり、結局、ほとんど使わなくなったからです。
まずは切れ味です。 R89の切れ味はDE Razorの中ではマイルドな部類です。 私の剛毛をマイルドなR89で剃るとヒゲが少し引っかかります。 使えないわけではないのですが、Slantとかもっと楽チンなDE Razorがあるのでそちらに靡いてしまいます。
次にThree piece構造です。 R89は下の写真のように3つのパーツに分解できます。 耐久性に優れた構造ですが、剃った後の洗浄や、替刃交換のために分解・組み立てするのが面倒だと感じます。 ちょっとしたことですが朝のドタバタの中ではストレスになりますし、焦ると指をザクっとやりかねません(一度経験済み)。 Two PieceやTTOといった他の構造の方がメンテは楽です。
最後に似たような性格のカミソリであるGillette Fat Boyを持っているということです。 外観はMuhle R89の方が好みなのですがGillette Fat Boyの方がビンテージということもあって遥かに高額でして。。。 貧乏くさい話ですがこの手のカミソリで剃ろうと思った日は結局、R89ではなくFat Boyを手に取ってしまいます。
使わないカミソリをずっと持っているよりも手放そうと思いました。 それでまた気になる他のカミソリを買おうと。 自分にとって最高のカミソリと出会うために。
さよなら!Muhle R89! 新しい世界に導いてくれてありがとう! 一緒に(?)流した沢山の血を忘れない! 恋しくなったら買い直すよ!
レンズ落として壊しました
先日、うっかりEF-M-22mmを落としてしまいました。
壊れてないことを祈りながらボディーに装着して電源を入れたのですが、残念ながら壊れてました。 画面全体が靄がかかっていてAFが全く合焦しません。 視界が悪く、MFで使用するのもきびしそうです。 レンズを振るとカタカタ音がします。
EOS-M3のコンパクトなボディーにマッチするよいパンケーキレンズでした。 今後、別のカメラを買うことがあってもEOS-M3と一緒にこれだけは残しておこうと思っていたので残念です。 買い直すか悩むところです。
この日はさらにもう一度、レンズを落としました。 そのときは事なきを得ましたが、こんな日もあるんですね。 これからはレンズの扱いに一層注意しようと思いました。
GoToトラベルでお籠り旅行とHDR撮影
GoToトラベルを利用して旅行に行ってきました。
接触を避けるため移動は車、宿泊先はコテージ(食事なし)です。
装備
カメラはいつものEOS M3、レンズはEF-M15-45mmです。
EF-M15-45mmにした理由は先日、ディズニーランドでEF-M11-22mmが重くて大きくて大変だったからです。
子連れの移動はフットワークが命。
だからと言ってパンケーキ単焦点レンズでは使い勝手が悪い。
そこでいつものお散歩用ズームレンズ EF-M15-45mmにしました。
EF-M18-150mmは念の為、かばんに忍ばせておきましたが、結局、最後まで使いませんでした。
お籠り目的のコテージでテンションが上がる
人との接触は避けたいし、補助も出るし、海沿いのちょっといいコテージに泊まりました。
そしてこのコテージが期待以上によかったです。
木目調の室内も素敵ですが広いベランダも、そこからのオーシャンビューもすばらしい。
家族全員テンションあがりまくり!
写真も沢山撮りました。
室内と屋外を同時に撮影する
この素晴らしい部屋とベランダと景色をそのまま写真に収めて残したい。
当然、室内とベランダと景色をすべてを収めた写真も取りたくなるわけです。
でも室内と屋外では明暗差が大きいため屋外に露出を合わせると室内が真っ暗になります。
逆にすると今度は屋外が真っ白。
何度か露出を調整しましたが納得いく結果にはなりません。
「帰ってからDPPで調整すればいいや」とそのときは諦めました。
HDRを活用すればよかった
しかし帰ってDPPで調整すると目に見えて画質が落ちてしまいます。
画質低下が気にならない程度に抑えて調整すると屋内が期待したほど明るくなりません。
ここに来てHDRで撮影すればよかったと気が付きました。
コロナの時節、同じようなお籠り旅行をするときは「HDR」を思い出してください。
特急列車の個室などでも使えるかもしれません。(外の景色はブレますが)